車検の検査項目の内容
同一性の確認
同一性の確認とは車検証と持込車両が同一のものであるかエンジン型式や車体番号、ナンバー等を目視で確認する
検査です。
外観の検査
外観の検査とはヘッドライトやブレーキランプ等の灯火類の確認や車幅、タイヤ等が保安基準に適合しているか確認
します。
サイドスリップテスター検査
サイドスリップ検査とはハンドルをまっすぐに保持した状態で直進したときにどのくらい左右にずれるかを測定す
るものです。1m走行した時の横滑り量が5mmを超えると基準に適合しません。基準外ですとタイヤの偏摩耗、足
回りの故障が考えられます。
ブレーキ検査
前後ブレーキ検査はタイヤを回転させてブレーキを踏んでブレーキの制動力を測定する検査です。
この検査ではブレーキの片効き、引きずりを確認することができます。またサイドブレーキがしっかり効いている
かも確認します。
スピードメーター検査
スピードメーターの検査はスピードメーターが示しているスピードが正確かタイヤを回転させて確認します。
ヘッドライト検査
ヘッドライト検査はテスターを用いて光軸を左右、上下を基準値内に調整します。
また光度も基準値内か確認します。不良の場合ヘッドライトバルブ等の交換が必要になります。
排出ガス検査
排気ガス検査はマフラーから排出されるCO(一酸化炭素)、HC(炭化水素)の濃度を測定します。
ディーゼル車はオパシメーターを用いて光吸収係数を測定します。
下回り検査
下廻り検査は検査員が検査用ハンマー等で打音・目視等で下廻りを検査します。
オイル漏れ、マフラーの排気漏れ、ブーツの切れ、車体の損傷(サビ等)を確認します。